2021年から大規模な改修が行われていた岡山城のリニューアル工事が終了し、10月31日に関係者らにお披露目されました。
令和の大改修が行われた岡山城です。改修工事は2021年6月から1年5カ月かけて行われました。
シンボルの天守閣です。外壁は濃い黒色に塗り替えられ、別名「烏城」の呼び名にふさわしい姿としてよみがえっています。天守閣の内部も、地下1階から6階まで全てのフロアの内装や展示物がリニューアルされました。
展示を監修したのは、岡山市出身の歴史学者・磯田道史さんで、岡山の歴史を体験・体感できるように工夫しています。
(記者リポート)
「1階フロアです。こちらでは、鉄砲や刀などを実際に手にすることができ、体験型の展示を楽しむことができます」
3階フロアでは、関ケ原の戦いと岡山をテーマに宇喜多家、小早川家、池田家など岡山ゆかりの歴史人物のドラマを描いた映像などが上映されています。
また5階フロアでは、どのようにして現在の岡山が形作られたのかをプロジェクションマッピングも活用し歴史をたどりながら紹介しています。
(記者リポート)
「天守最上階の6階です。こちらからは後楽園や岡山の素晴らしい景色を楽しむことができます」
(岡山市 産業観光局/小野田伸 学芸員)
「岡山を代表する観光施設。歴史的なことを伝える施設として、岡山城を誇りに思ってもらえるような施設になったらいいなと思って整備してまいりましたので、そのあたりを楽しんでいただけるとありがたいと思います」
リニューアルした岡山城は11月3日から一般公開されます。当日はオープンセレモニーや岡山城鉄砲隊による祝砲など、さまざまなイベントが行われる予定です。