幻想的な光に包まれたのは復元された「幻の国宝」です。2022年7月に復元された玉藻公園の「桜御門」で3日からプロジェクションマッピングが始まりました。
玉藻公園で開催中のイベント「讃岐リミックス2」の一環で行われています。
全国各地でプロジェクションマッピングを手掛ける映像制作会社「ランハンシャ」が演出しました。
(瀧川奈津希リポート)
「桜御門が光で幻想的に彩られています。奥行きがあって立体感があるようにも感じられます。音楽もあいまって臨場感があり、ドキドキワクワクします」
舞台となる高松城の「桜御門」は2022年7月、77年ぶりに復元されたばかりです。国宝の指定が内定していた1945年に高松空襲で焼失したことから「幻の国宝」とも呼ばれ、石垣には今も激しく燃えた痕が残っています。
そんな桜御門を最新の光の技術で彩り、「時の流れ」や「復興の喜び」を表現しています。
訪れた人はスマートフォンで写真や映像を撮影したり、光に包まれた桜御門をじっと見つめたりしていました。
(訪れた人は―)
「楽しかった」
「ゲームの中にいるような感じもするし、(桜御門に)光とか音を混ぜてかっこいい」
(映像制作会社 ランハンシャ/下田栄一 代表)
「LEDを使ったり床にも全面投影したり、今までにないプロジェクションマッピングを制作しているのでぜひお楽しみいただきたい」
(讃岐リミックス2 プロデューサー/村上モリローさん)
「桜御門が復活するというのは僕らからしても大きな出来事だったので、今回プロジェクションマッピングがコラボレーションすることでまた新しい価値が生まれると思っています」
桜御門のプロジェクションマッピングは6日までです。