公共交通を支援します。企業や小学校に無料の「お試し乗車券」を配布し、バスや路面電車などの公共交通機関を利用してもらおうというキャンペーンが岡山県で始まりました。
(記者リポート)
「こちらが、企業に配布される『お試し乗車券』です。県では、通勤や出張時に使ってもらって公共交通機関の利用促進につなげたいとしています」
「お試し乗車券」は100円券10枚つづりで、岡山県の路線バスや路面電車、地域鉄道で12月1日から利用できます。
県では「お試し乗車券」の配布先の企業を募集しています。県の募集に応募して、公共交通機関の利用促進を宣言していると認められた企業には、「お試し乗車券」が配布されます。(県内上限5500人分)
(広栄堂 人材開発部/松浦菜美 部長)
「チケットをきっかけに、まずはバスに乗ってみる、公共交通機関を使ってみるきっかけになればいいなと思っています。合わせて、バスに乗ったときに使う時間の有効活用なども検討していっていただければなと考えています」
岡山県では、県内の全ての小学校児童約9万8000人に対しても、乗車券付きの公共交通利用のガイドブックを配布しました。キャンペーンを通じて、新型コロナの影響を受けている公共交通事業者を支援したいとしています。
(岡山県 県民生活部/山形信介 主幹)
「新型コロナウイルス感染症の影響によって、利用者がすごい減っている状況にあります。日頃なかなか乗る機会が無いなという方も、このお試し乗車券を利用していただいて、公共交通機関を一度乗っていただければと思います」