全国でも珍しい取り組みです。授業でローラースケートの練習に取り組んでいる岡山市の児童が、日頃の練習の成果を披露しました。
岡山市立角山小学校には、岡山市で唯一、校庭にローラースケート場があります。児童は1年生の時からローラースケートの練習に取り組んでいて、12月2日は年に1度の発表会です。新型コロナの影響で、地域の人たちの前で披露するのは3年ぶりです。
5、6年生はローラースケートで「玉入れ」に挑戦します。器用にドリブルしながら、約3mの高さの「かご」に向かってシュート!
ボールがかごに収まるたびに、訪れた人からは大きな歓声が上がっていました。
角山小学校では、ローラースケートがブームだった1956年に、当時の保護者や地域の人たちが中心になってスケート場を作りました。ローラースケート場がある小学校は全国的にも珍しく、学校の伝統として先輩から後輩へ、親から子へと、受け継がれてきたそうです。
(親子3代で角山小学校/児童の保護者は―)
「いい伝統だと思う。当時は今よりも3~4倍人数がいたので、なかなか限られたスペースで皆で譲り合って練習していた思い出がある」
(児童は―)
「6年生と最高の思い出がつくれてよかった」
「6年生最後のローラースケート大会だったので、とても楽しく終われた」
角山小学校は岡山市のどの学区からも児童が入学できる小規模特認校に指定されていて、12月9日まで申し込みを受け付けています。