迅速的確な事件の対応につなげます。試験運用中の新しい通報システムを使って岡山県警が緊急配備訓練を行いました。
岡山県警本部の通信指令課が実施した緊急配備訓練です。犯人が元交際相手を車に押し込んで監禁し逃走した設定で行われました。
（記者リポート）
「今回の訓練では今年10月から導入された110番映像通報システムを利用しています。スマートフォンから送られてきた画像の車種を元に緊急配備をかけているということです」
110番映像通報システムとは、通報を受けた警察が通報者からスマートフォンなどで画像や映像を送ってもらうシステムです。警察は、電話だけでは把握が難しい事件や事故の状況を、より具体的に把握することができます。
送られた画像などをもとに、逃走した車を発見し警察官が犯人役の男を取り囲みました。
（犯人役）
「うっせえ。なめとんか。おら向こういけ」
最後に男の身柄を確保しました。
（岡山県警本部 通信指令課／本津精二 次長）
「110番映像通報システムは非常に有効的です。指令室の者が必要と判断した場合に（画像などの提供を）皆さまにお願いしてまいりますので、ご協力のほどよろしくお願いします」
110番映像通報システムは、一部をのぞき2022年10月に全国一斉に試験運用を始めていて、2023年4月に本格運用の予定です。
