2022年に岡山・香川で起きたさまざまなニュースを振り返ります。また、Park KSBアプリでは、皆さんの印象に残ったニュースをアンケート調査。そのTOP3も発表します。今回は下半期です。
3年ぶりに開催されたイベント
中四国最大級の野外ロックフェス「モンスターバッシュ」は3年ぶりの開催でした。この「3年ぶり」という言葉が2022年はよく聞かれました。
岡山の夏を彩る「うらじゃ」もその一つ。
3年ぶりに「行動制限」がなかった2022年の8月は、街に少しずつ活気が戻ってきました。
香川県知事選・参院選
「12年ぶり」に代わったのは、香川県のリーダーです。新人同士の選挙戦を制し池田豊人さんが新しい知事に就任しました。
その前に行われた参議院選挙は岡山・香川ともに自民党の現職が当選しました。
9月には7つの台風 落雷で国宝焼損
7つもの台風が発生した2022年の9月。
(記者/箱棟が落ちる様子)
「今まさに、屋根の上の部分が落ちてきました」
坂出市の神谷神社では、国宝に指定されている本殿の屋根が焼けました。原因は「落雷」でした。
神社は修復に向けてクラウドファンディングを実施、1カ月ほどで1000万円以上が集まりました。
(記者リポート)
「直島のシンボルが約1年ぶりに戻ってきました。前のと同じ大きさ・デザイン。やっぱりインパクトがあります」
2021年の台風で壊れた香川県・直島のアート作品、黄色い「南瓜」は、復元され2022年10月に公開されました。
新たな施設が相次いでオープン
1年半近くかけて改修工事を行っていた岡山城は、11月にリニューアルオープン。
この他にも、8月には高松市に交流拠点施設「やしまーる」が、9月には岡山市に複合型施設「杜の街グレース」がオープンしました。
相次いだ暴力団を巡る事件
街に衝撃が走ったのは、暴力団を巡る事件。
岡山市の理髪店では暴力団・池田組の組長がナイフで襲われ、マンションの駐車場では組長が使う車に銃弾が撃ち込まれました。
これらの事件を受けて岡山県公安委員会は、池田組と六代目山口組を「特定抗争指定暴力団」に指定しました。
鳥インフルエンザ
10月から11月にかけて、岡山・香川で相次いで発生したのが鳥インフルエンザ。影響は今も続いています。
印象的なニュース 2022年下半期TOP3は?
そんな下半期、皆さんが印象に残ったニュースをPark KSBアプリで聞いてみました!
◆第3位:夏の高校野球 岡山は創志 香川は高松商が制す
3年ぶりにブラスバンドでの応援が解禁された2022年の夏。香川大会を制した高松商業は、甲子園で52年ぶりにベスト8に進出。
岡山大会はこの夏限りでの退任を表明していた長澤宏行監督が率いた創志学園が優勝しました。
夏の甲子園後、創志学園の監督には東海大相模の元監督、門馬敬治さんが就任しました。
(創志学園/門馬敬治 監督)
「創志学園の野球部の一員としての私もきょうがスタートになります」
◆第2位:電力会社 相次いで値上げ申請
(四国電力/長井啓介 社長)
「お客さまには現下の厳しい経済情勢において、多大なご負担をお願いすることになり、大変心苦しい限り」
四国電力と中国電力は燃料価格の高騰を受けて、国に規制料金の値上げを申請しました。
四国電力は規制料金にさきがけて、11月分からオール電化住宅向けの料金プランを実質値上げました。
(JR四国/西牧世博 社長)
「現在の運賃・料金水準では、中長期的な事業継続は極めて困難だと判断しております」
JR四国などJR各社も2023年春からの値上げを表明。2022年に相次いだ値上げの波は2023年も続きそうです。
◆第1位:安倍元総理銃撃 容疑者とみられる男 岡山に
下半期最も印象に残ったニュースは、7月、参院選の最中に発生した安倍元総理が銃撃事件。
この事件前日に容疑者とみられる人物が岡山市の防犯カメラに映っていた、というニュースでした。安倍元総理はこの日、自民候補の応援のために岡山に駆けつけていました。