コロナ禍で減った観光客を取り戻すのが狙いです。倉敷美観地区などにある観光施設が、16日から5日間限定で無料で公開されています。
(倉敷貯金箱博物館/安田富亘 館長)
「貯金箱の原型、貯金玉砲弾兵隊さん、パンまで貯金箱」
倉敷美観地区の近くにある「倉敷貯金箱博物館」です。明治初期から現在までの貴重な貯金箱約3000個が展示されています。入館料は大人1人300円ですが……。
(倉敷貯金箱博物館/安田富亘 館長)
「マニアっぽい方とか。実際入りにくい」
(記者リポート)
「入り口は商品が並び、中に入りにくい雰囲気ですが、無料公開のイベントに合わせて、新たにすっきりとした入り口を作りました」
(倉敷貯金箱博物館/安田富亘 館長)
「皆さんに知ってもらいたい、色んな人に来ていただきたい。とっかかりになると思う」
1月20日までの無料公開は大原美術館や倉敷民芸館など、市内12の観光施設が対象となっています。
倉敷市によりますと、美観地区には新型コロナの影響を受ける前の2019年には1年間で約330万人が訪れていましたが、2021年は約150万人に減少しています。
新型コロナの影響とともに閑散期で経営が厳しい施設を支援しようと、倉敷市が初めて実施しました。予算は2000万円で、国の臨時交付金を活用しています。
(倉敷市観光課/猪股麻子さん)
「文化施設をまわって倉敷の文化について知っていただきたいのと、お土産屋さんやお食事処にも波及効果があれば」
(岡山市からの観光客は―)
「倉敷市の浮世絵美術館の方へ」
こちらの美術館「UKIYO-E KURASHIKI/国芳館」では、大人1人1300円の入館料が無料となります。
(岡山市からの観光客は―)
「うれしいですね。頑張って何軒かまわりたい」
いがらしゆみこ美術館は通常、大人1人600円です。
(いがしらゆみこ美術館/三城誠子 館長)
「朝から70人くらいが来ていて、普通の日に比べると10倍以上の方が来ている。普段来られないような方にもぜひ見ていただきたい」