香川県高松市在住の国際的な芸術家・濱野年宏さんが大きな屏風を寺に奉納しました。
(記者リポート)
「縦1.9m、横4mの大きな屏風で、色鮮やかです」
屏風は、濱野年宏さんが檀家となっている高松市飯田町の「光明寺」に奉納されました。
高松市在住の濱野さんは、現在85歳。これまでに多くの絵画を制作し、フランスの文化勲章を受章するなど海外での評価が特に高い芸術家です。
この屏風は日本画の手法を使うなどして2年半かけて完成させました。
屏風には、光明寺を中心に本津川や五色台など周辺の景色を俯瞰的に表現し、サクラやツバキハスなど16種類の花や木が色鮮やかに描かれています。
18日は光明寺の住職が立ち会い、濱野さんが屏風にサインして完成させました。
(芸術家/濱野年宏さん)
「人の心にある花を用いることが一番美しいという気持ちで、屏風の端から端まで花と水と天地によって埋め尽くした」
(光明寺/松尾修浄 住職)
「素晴らしい作品をお納め頂いた。お寺の宝物として長く守りたい」
18日に奉納された屏風は非公開ですが、3月25日と26日の2日間限定で一般公開する予定です。