岡山市は過去最大となる新年度一般会計当初予算案を発表しました。地元の経済団体が整備を要望している新しいアリーナに関する費用も盛り込まれています。
岡山市の新年度一般会計当初予算案は2022年度より93億円ほど多い約3623億円で、7年連続で過去最大となりました。
新型コロナの感染防止、物価高騰対策費などが盛り込まれたほか、市が建設を検討している新しいアリーナについても、基本計画をまとめる費用として約3000万円を計上しました。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「プロスポーツチームの支援のためにも新たなアリーナの整備の検討が必要。次のステップへ進めていくべき」
新しいアリーナは地元のプロスポーツチームが試合や練習で使う会場を確保しようと、経済団体が整備を求めているものです。岡山市は2022年度、基礎調査を行い、整備する場合には約81億円の費用がかかると試算しています。
大森市長は、岡山県にも計画に参加してもらいたいとの意志を示しました。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「市民の税金だけでそれを賄うというのがいいのかどうか、県が入っていただくというのがいいんじゃないかと」
岡山県の伊原木隆太知事は、2月2日の記者会見で市の説明不足を指摘していました。
(岡山県/伊原木隆太 知事 2日の会見)
「岡山県への支援要望の必要性について唐突に表明され非常に困惑している。議論になるような状態になっていない」
大森市長は今後、県の理解を得られるよう、丁寧に説明したいとしています。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「ご理解いただけるのではないか、ということもあって計画をスタートさせることにした。説明が不足しているのなら我々から説明するのはやぶさかではない」