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高松市 温泉郷・塩江町に新しい道の駅を建設へ 市内唯一の過疎地域ににぎわいを

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 高松市は温泉郷として有名な塩江町に、温浴施設や物販などが入る新たな道の駅を建設予定です。市で唯一、過疎地域に指定されている塩江町の活性化につながるのでしょうか?

 旧塩江町が2000年にオープンし、これまでに130万人以上が利用した温浴施設「行基の湯」。川を挟んだ反対側には地元食材などを販売する道の駅「しおのえ」もあります。

 「高松の奥座敷」と呼ばれる塩江温泉郷ですが、人口減少と観光客減少の課題に直面しています。

 行基の湯は2018年にリニューアルして利用者は戻ったものの、道の駅「しおのえ」の利用者は減少傾向です。

 また、人口はここ10年で2割以上減少しました。塩江町は、市で唯一の過疎地域に指定されています。

(行基の湯/藤澤孝司 所長)
「(旅行客は)ホテルに泊まって朝出て行ってしまう。(塩江町が)通過地点になってしまっている」

 市は、こうした現状を受けて、にぎわいづくりにつなげようと道の駅「しおのえ」と温浴施設が同じ建物に入る新しい道の駅を建設予定です。

 その一環で、市は2023年5月での行基の湯の閉館を決めています。

(荻津尚輝リポート)
「新しい施設は行基の湯の温浴施設がある建物横にある……現在は工事中で、元々休憩所などがあった場所に建設されます」

 新しく建設予定の道の駅は2階建てで、1階には、地元の木材を使用した道の駅「しおのえ」が移転オープンします。

 2階の温浴施設は、内湯のほか、塩江の自然を感じられる露天風呂が作られます。このほか、塩江の自然を楽しめるような遊歩道も設置される予定です。

(高松市 観光交流課/南部隆之 室長)
「豊かな自然と良質な源泉を備えたところが魅力ですので、そういったところを活用して新たな観光地として活性化を図っていきたい」

 飲食スペースなどもできる予定で、施設全体の延べ床面積は約2200平方メートル。総事業費は約48億円で、2026年度の開業を目指しています。

 高松市は、施設のオープンを通し塩江町の活性化につながればと考えています。

(高松市 観光交流課/南部隆之 室長)
「その他の地元の温浴施設にもにぎわいが拡散していくようなそういった効果を期待している」

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