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マスク緩和で一区切り コロナ禍で始めた農家マルシェに幕 岡山・総社市

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 19日はマスクの着用が緩和されてから初めての日曜日でした。岡山県総社市では、コロナ禍で農家の人たちが始めたイベントが区切りを迎えました。

 19日に総社市で開かれた「そうじゃゲリラマルシェ」です。

 2022年に農業を始めた男性が初めて作ったイチゴや、イチゴを使ったスイーツ、ジャムも販売しています。

 他にも、くるりと巻いたロールピザや、牧場で作ったチーズ、弁当や惣菜など、18の店が食べ物や雑貨を販売し、たくさんの人が訪れました。

(訪れた人は―)
「みんなマスク着けてない人も増えたので、ちょっとは大丈夫かなと、気を付けてはいるんですけど」
「やっと解放されたなって感じがします」

 実はこの「ゲリラマルシェ」、コロナ禍の2021年6月に4軒の個人農家で始めました。きっかけは、コロナ禍で飲食店が閉まり、野菜の販売先が少なくなったことでした。

(マルシェを企画した農家/津田文子さん)
「(当時は)農家とか個人事業主の方が、商品を売っていくのが難しい時代になった、厳しいなと思っていたので、そういう方と一緒に頑張りたいなと」

 「いい野菜が取れたら開こう」。その思いで「ゲリラ」と名付けられたマルシェは、約2年の間に10回開かれました。最も多い時は30店が参加したくさんの人でにぎわいました。

 そして19日、「ゲリラマルシェ」は最後の開催となりました。

 マスクの着用が個人の判断になるなど、新型コロナが落ち着きを見せ始め、食べ物の作り手と消費者を結びつけるという役目を終えたことが理由です。

(マルシェを企画した農家/津田文子さん)
「そうですね、ちょっと一区切りかなと思います。新型コロナが明けて少しずつ、おいしい物とか、本当にいい物を分かち合って楽しめる時代に戻ればいいなと思います」

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