4月9日投開票の香川県議会議員選挙の注目選挙区についてお伝えします。過去最多となる13人の女性が立候補した今回の県議選。定数2のさぬき市選挙区は、ベテランの現職と新人の女性候補2人の争いとなっています。
無所属・新/山内麻由 候補
(無所属・新/山内麻由 候補)
「我々の若い力と勇気と行動がこれからのさぬき市への大きな一歩へとつなげるために、皆様の大切な一票を託していただきたい」
無所属新人の山内麻由さんは今回の香川県議選の候補者では最年少の34歳。
市内でうどん店を経営する傍ら地域活性化を目指すグループを立ち上げ、イベントや子ども食堂を手掛けてきました。
引退する野党系の県議の後押しを受けて立候補しましたが、選挙戦を支えるスタッフはほとんどが地元の友人や経営者仲間など若い世代です。
若者や子育て世代のための政治がしたいと訴え、有権者に「議員の世代交代」を呼び掛けます。
(無所属・新/山内麻由候補)
「街をよくしたいという若い子たちが一気に集結したというのは、すごい大きい力だなと感じていて、ぜひともこの若い力で街づくりを進めていきたいなと思っています」
自民・現/十河直 候補
6回目の当選を目指す自民党現職の十河直さん。候補者の中で最年長タイの81歳です。
さぬき市にある3つの県立高校が2028年度に統合されることを見据えた街づくりなどを訴えています。
(自民・現/十河直 候補)
「(学校跡地には)県を挙げて企業誘致に頑張ろうということです。できるだけ早く企業を誘致したい。これも私の仕事ではなかろうかと思っています」
初めて2人の女性候補を相手にする選挙戦に「危機感」を持っていると語る十河さん。
選挙期間中、唯一開いた個人演説会には約300人の支援者を集め、5期20年、議長も務めた経験と実績をアピールします。
(自民・現/十河直 候補)
「世代交代と言っても、歳は関係ないと思う。いかに住民の声を聞くか、聞いてそれができるか。やはり経験が絶対にいると思うので」
国民・新/三木由美子 候補
(国民・新/三木由美子 候補)
「この街に、香川県に山積みの問題を解決するためには、批判しているだけではなく対案を示すなど、前向きな姿勢が必要です」
国民民主党新人の三木由美子さんは高松市出身の57歳。神奈川県藤沢市議会議員を3期務め、今回、夫の実家があるさぬき市から立候補しました。
今回の県議選で現職2人、新人3人を擁立した国民民主党。中でもさぬき市は玉木雄一郎代表のお膝元です。
三木さんは高齢者の訪問介護など福祉の仕事に従事した経験から、子育て支援や介護や医療など地域の課題解決を訴えます。
(国民・新/三木由美子 候補)
「介護の現場を知っているのは高齢化社会の中で一つの強みだと思う。介護、医療そういったことは私が届けてまいりたい」
三者三様の選挙戦を展開するさぬき市選挙区を含む9つの選挙区の投開票は4月9日です。