「新体操」が盛んな岡山県井原市で、地元の選手や日本トップレベルの選手たちが演技を披露するイベントが4日に開かれました。
2022年で18回目を迎えた「井原新体操フェスティバル」です。
新型コロナの影響で2020年は中止、2021年は関係者のみの公開でしたが、2022年は約730人の観客が集まりました。中には、東京や愛知からやってきたファンも。
（東京と愛知から来たファンは―）
「男子新体操が好きなんです。（Q.今回の開催について）うれしかったです、待ちに待った……今年は井原に行けるっていう、そしてこれを見られるっていうのが」
井原市では、全国トップレベルの成績をおさめている井原高校の男子新体操部をはじめ、地域をあげて選手の育成に取り組んでいます。今回は招待選手も合わせて、総勢92人が演技を披露しました。
こちらは、11月の全日本ジュニアで4年ぶり7回目の優勝を果たした「井原ジュニア新体操クラブ」です。息の合った迫力満点のタンブリングを披露し、会場を沸かせました。
また、2022年の全日本選手権で2連覇を達成した堀孝輔選手らがサプライズゲストとして登場。圧巻の演技で観客を魅了しました。
（東京から来たファンは―）
「興奮しちゃって大変ですよ。息するのも忘れるぐらい」
（愛知から来たファンは―）
「毎回本当にこれだけ感動させていただいて、本当ありがとうございますっていう気持ちになりますよね」
そして、未来の新体操選手も登場しました。井原高校の前身にあたる「精研高校」新体操部で活躍していた谷本竜也さんと息子の奏翔くん（5歳）です。
トリを飾ったのは、井原高校男子新体操部。引退を迎える3年生にとっては締めくくりとなる舞台です。
（井原高校男子新体操部／堀博太 主将[3年]）
「久しぶりに有観客で歓声や拍手を聞いていると楽しく、テンションもどんどん上がってくるような、勢いのある井原新体操フェスティバルになったんじゃないかなと思います」
