岡山・香川のグルメを紹介する「ほっとマルシェ」です。今回は、これからの季節におすすめの「魚料理」をご紹介します。
こだわりの煮アナゴ
これからの時季においしい魚といえば「アナゴ」ですよね! 高松市瓦町の「あなごの直吾美」はその名の通りアナゴ料理の専門店です。
こだわりは、アナゴを特製の「煮汁」で煮込んでいることです。この煮汁はあぶったアナゴの頭と骨でダシを取っていて、そこにしょうゆ、砂糖などを加えています。この特製の「煮汁」で約30分煮込んでいます。
(あなごの直吾美/谷本直哉さん)
「焼きアナゴもそれはそれで弾力があっておいしいと思うんですけど、(煮アナゴの)柔らかいとろけるような食感おすすめですけどね」
こちらは、「あなご重 あなに 合いのせ」(1900円 ※お昼の場合)です。この「合いのせ」は、表面をカリっと焼いた「焼き上げ」と、もう一度煮込んだ「煮上げ」2通りの仕上げ方をした煮アナゴを合わせてのせているんです。
(あなごの直吾美/谷本直哉さん)
「同じ煮アナゴなんですけど、仕上げに焼く方は、表面がパリッとして中はふわっとで、煮上げの方はふわふわで、パリッとした食感とふわふわの食感を一つのお重でいただけるようになってます」
もう一度煮込んだ「煮上げ」のアナゴはお箸がスっと入ってとろけるような柔らかさなんです。改めてアナゴのおいしさを感じることができるお店です。
旬を迎えた「スズキ」のアクアパッツァ
岡山から紹介するのは旬を迎えた「スズキ」を使った料理です。岡山市北区のイタリア料理店「luca(ルーカ)」で味わえます。
(ルーカ/北村優典 オーナー)
「スズキはこれからが旬の魚で脂ものってきますし、臭みも少ないと思いますのでいいと思います」
そんなスズキで作る料理が南イタリアの郷土料理、「アクアパッツァ」です。
まずは「スズキ」をオリーブオイルで炒めます。
(ルーカ/北村優典 オーナー)
「魚の皮目に焼き目をしっかりと付けて作るのがおいしいと思います」
そして白ワインを加えて、フランベ! ブラックオリーブやケッパーなどのスパイスとアサリ、ムール貝、トマトなどを加えます。
あとは、15分ほど煮込んで完成です。「スズキのアクアパッツァ」(2400円)
ふっくらとした旬のスズキの白身に魚介のうま味がたっぷりのスープが染み込んで、一口食べると思わず笑顔になってしまうおいしさです。
(ルーカ/北村優典 オーナー)
「クセのない(白身)魚なので、アサリなど魚介類のうま味もじゃませずに、スズキのうま味も出てくるといった料理になります。(スズキは)万能な魚だと思います」
おすすめのワインと一緒に旬の「スズキ」を楽しんでみてはいかがですか。