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「柔道を続ける子どもを増やしたい」高校生が地域の小中学生を招き練習会 香川・さぬき市

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 香川県さぬき市の高校の柔道部が、2023年3月から地域の子どもたちを招いた練習会を開いています。背景には「柔道を続ける子どもを増やしたい」という願いがありました。

 さぬき市の志度高校柔道部は、2023年3月から週に1回のペースで夜に練習会を開いています。

 練習メニューを考えるのは柔道部の部員たちです。

(志度高校 柔道部/藤井瑛士さん[3年])
「トレーニングは小学生のレベルに合わせています」

 この日は、さぬき市や東かがわ市などから、スポーツ少年団に所属する小学生や部活終わりの中学生ら約40人が参加しました。

 そして、技をかける動作を繰り返す「打ち込み」や実戦形式の「乱取り」などを高校生と一緒に行いました。

(参加した小学生は―)
「先輩とかがいろんなことを教えてくれるので、いい勉強になっている」
(参加した中学生は―)
「自分より強い相手と当たれることはあまりないので、いい練習になる」

(志度柔道スポーツ少年団 指導者/六車武倫さん)
「普段練習している子以外の子と練習することで、それぞれ課題が見つかったり、あといろんな子どもたちと出会って友達もいっぱいできてっていうところがいいんじゃないか」

(志度高校 柔道部/藤井瑛士さん[3年])
「小さい子に技を教えるのは、自分もある程度理解がないとできないと思うので、改めて小学生に教えることで、自分の確認にもなっていい機会だと思う」

 この練習会は「大きくなっても柔道を続けてほしい」という願いから始まりました。

(志度高校 柔道部/高木俊介 顧問)
「どんどん年齢が上がっていくにつれて、柔道から離れていっている人が多いのは今の問題かなと思いまして、小学校でせっかくやっているのに中学校に入ったらやめてしまうとか……。そういう人を1人でも減らしていきたい」

 2022年、全日本柔道連盟に登録していた人の数は小学生が約2万6400人、中学生が約2万6800人、高校生が約1万6900人でした。また、小・中・高校生いずれも2012年と比べると3割以上減っています。

 少子化も進む中でさぬき市では、スポーツ少年団の統合などの動きも出てきています。

(志度高校 柔道部/高木俊介 顧問)
「気軽に柔道できる場所がここに来たらあるよということで、柔道を続けてくれる人が1人でも増えていってくれたらいいなと思う」

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