特別支援学校などに通う子どもが、高松空港で巨大なアート作品作りに取り組みました。
高松空港には香川県の特別支援学校などに通う子ども8人が集まりました。講師はアーティストの岡崎妙子さん。岡崎さんには神経系の障害があります。
(アーティスト/岡崎妙子さん)
「私はいつも家で黙々と描いているので、すごくみんなに会いたくなって。あと描きたいから来ました」
縦1.6m、横4mのキャンバスには、まず岡崎さんが満濃池にすむといわれる伝説の「龍」と「ため池」を描きました。
(記者リポート)
「岡崎さんの下絵に、子どもたちが思い思いの動物やキャラクターなどを書き足します」
子どもたちが描くのは実在する動物から空想上の生き物、頭の中のイメージまでさまざま。また、絵を描くのに使うのは手だけではありません。
このワークショップは、子どもたちに絵を描く楽しさを味わってもらおうと、三菱地所と高松空港が開きました。
(参加した子どもは―)
「銀色の(絵の具)を混ぜて描きました。楽しいです」
(保護者は―)
「見てないようで他の子たちの絵も見てると思うので、今から刺激受けたのが出てくると思います」
(アーティスト/岡崎妙子さん)
「自分の発想にないものが山ほど出てきて鳥肌が立っています。(子どもたちのことが)もう大好きなんですけど、本当に会えて良かったです」
完成した絵は、9月4日まで高松空港の国内線の出発ロビーに展示されます。