香川県で進んでいる夢のプロジェクトの話題です。宇宙へのロケット打ち上げを目指す民間の団体が、高松市でエンジンの基礎実験を行いました。
実験を行ったのは、高度100km、宇宙へのロケット打ち上げを目指す民間の任意団体「サヌキ アストロ プロジェクト」です。
(サヌキ アストロ プロジェクト/山本誠一郎 代表)
「どんな難しいことでも実現できるんだということを示したい。それを香川県を始め、全国に発信して世の中を明るくしたいというのが一番の目的」
団体は、ITエンジニアの山本さんが2022年3月に立ち上げました。夢に向かって、現在鉄工や機械制御に詳しい約40人がメンバーとして参加しています。
ロケットのエンジン部分の製作費は約20万円。お湯で液体窒素を気化しそのガスを推進力にします。
噴射口に当たる樹脂製のノズルは3Dプリンターで作ったもので、実験では、ノズルが破損したり外れたりせず、持ちこたえられるかがポイントです。
しかし、今回の実験では、ノズルが圧力に耐えられず、壊れて飛んでいきました。
(サヌキ アストロ プロジェクト/山本誠一郎 代表)
「まずノズルを強化して、きちんと動くエンジンを作ってそこからきちんと飛ぶロケットを作って、そこから高度を順調に伸ばしていく、最終的に高度100kmを目指すと。一気には進むことはできないんですけど、一歩一歩、確実に進んでいきたい」