四国電力の株主総会が高松市で開かれました。株主からは伊方原発3号機の廃炉などを求める5件の提案がありましたが、全て否決されました。
市民団体が脱原発を求める抗議活動を行う中、四国電力本店で株主総会が開かれ、132人の株主が出席しました。
株主からは取締役の解任や伊方原発3号機の廃炉などを求める5件の提案がありましたが、反対多数で全て否決されました。
また、電気料金の値上げや社員が競合他社の顧客情報などを不正に閲覧していた問題についても質問や意見が相次ぎました。
経営陣は経営の効率化や再発防止に努めていく考えを示しました。
(四国電力/長井啓介 社長)
「燃料価格の高騰を含めた電力需給の問題、カーボンニュートラルの課題、そうしたことを考えると、原子力発電を安全性を最優先に使っていく重要性については、多くの株主の皆様にご理解いただけたと思います」