6月末に開かれる四国電力の株主総会を前に、脱原発を求める株主の団体が四国電力に対し、伊方原子力発電所の廃炉を求める株主提案書を提出しました。
四国電力本店を訪れたのは「未来を考える脱原発四電株主会」の代表者3人です。
提案書と約110人の委任状などを担当者に渡しました。
提案書では、四国電力の会長と社長ら3人の取締役の解任と愛媛県の伊方原発の廃炉など4項目を求めています。
伊方原発を巡っては2019年から20年にかけて、3号機の定期検査の際に複数のトラブルが発生しています。
(未来を考える脱原発四電株主会/佐藤公彦 共同代表)
「100人以上の株主が一貫して原発は止めてほしいという声を続けてあげているということを四国電力の中枢の方にしっかり受け止めていただきたい」
この団体はこれまで12年連続で「伊方原発の廃炉」などを株主総会に提案していますが、すべて否決されています。