四国電力が2022年度の連結決算を発表しました。売上高は増加しましたが、燃料価格の高騰などが影響し、2年連続の赤字決算となりました。
四国電力の2022年度の連結決算は、経常損益で225億円の赤字となりました。経常赤字は2年連続で、赤字幅は2022年度よりも104億円拡大しています。
四国電力によりますと、燃料調整額や卸販売収入の増加などで売り上げは増えました。
一方、燃料価格が高騰したことや台湾中部に建設中の風力発電所の稼働が遅れたことなどで損失は膨らみました。
(四国電力/長井啓介 社長)
「(大幅な赤字計上を)経営トップとして重く受け止めています。全社一丸となって経営効率化に邁進し、利益の回復に努めてまいりたい」
一方、電気料金の値上げ時期について、四国電力は6月以降になるとみていて、これにより、今期の業績見通しを出すことは難しいとしています。