大型の肉食恐竜「ティラノサウルス」の迫力を体感できる企画展が岡山市で開かれています。
まるで生きているかのようなティラノサウルスのロボットに、全長10mを超える骨格標本! 大きな頭に鋭い歯。そして、小さな前足がティラノサウルスの特徴です。
岡山シティミュージアムで開かれている「ティラノサウルス展」では3体の骨格標本などが展示され、その生態を詳しく紹介しています。
また、「ゴルゴサウルス」や「ラプトレックス」など、ティラノサウルスの仲間に分類される肉食恐竜の骨格標本もあり、進化や成長の過程などを知ることができます。
ギャラリーツアーで解説を担当する「恐竜博士」こと岡山理科大学恐竜学博物館の石垣館長に見どころを聞きました。
(岡山理科大学恐竜学博物館/石垣忍 館長)
「これだけ肉食の恐竜がそろうというのも非常に珍しくて、一堂に会したものを比較しながら見ていただいて、いろいろなタイプの肉食恐竜がいるんだなということを楽しんでもらえたら」
今から6600万年以上前、後期白亜紀に生息していたとされるティラノサウルスは、優れた視覚と嗅覚で獲物の位置を正確に捉える能力があったそうです。そして頑丈なあごや歯は、骨ごとかみ砕けるほどのパワーがあったと考えられています。
夏休みとあって、会場には多くの親子連れが訪れていました。
ティラノサウルスが目の前に迫る迫力満点の映像を楽しめるほか、恐竜たちと記念写真を撮れるスポットもあります。
(訪れた子どもは―)
「(Q.見に来てどうでしたか?)楽しかった。(Q.どんなところが楽しかったですか?)アロサウルスとタルボサウルスとカルノタウルス」
「化け物みたいなのがいてやばいと思いました。歯が大きくて鋭いのがワイルドっぽくてかっこいい」
「(Q.恐竜のどんなところが好きですか?)化石かな」
ティラノサウルス展は9月3日まで岡山市北区の岡山シティミュージアムで開かれています。
最後に、恐竜博士から夏休みの自由研究のヒントをもらいました!
(岡山理科大学恐竜学博物館/石垣忍 館長)
「自由研究するときは、どこか一つ注目するところを決めて、例えば頭とか足の先とか、そういうのを他の肉食恐竜の仲間と比べながらどう違うか、そういうのを見ていくといいですね。ヒントを与えると『手』を注目してみてください。それがすごくおもしろいと思います」