2022年に岡山県を訪れた観光客数などがまとまりました。2022年は前年より36.5%多い約1500万人で、新型コロナ禍前(2019年)の88.6%となりました。
前年と比べて、最も観光客が増えたのは岡山市から総社市にかけての「吉備路」周辺です。2022年の観光客数は約119万6000人で前年の2.24倍でした。岡山県は岡山市北区の最上稲荷が参拝者の制限を解除したことなどが、増加の要因だとみています。
また、玉野市の「渋川」周辺は約259万4000人(2019年比 +22.0%)、矢掛町の「矢掛本陣」周辺は55万5000人(2019年比 +66.2%)で、いずれもコロナ禍前を上回りました。これは新しいお店や道の駅が誕生したことなどが影響したとみられています。
県内・県外の観光客の割合は、2019年は県内4割、県外6割だったのに対し、2022年は県内6割、県外4割でした。
岡山県は、2022年はまだ新型コロナの影響が残っていたとして、2023年は県外からの観光客が増えることを期待したいとしています。