職員の業務の効率化につなげます。学習データをもとに文章やプログラムなどを作る人工知能「生成AI」を香川県が8日から業務で使い始めました。
香川県が運用を始めたのは、生成AI「チャットGPT」のシステムを活用して県の職員が開発したシステムです。
入力した情報がインターネット上のチャットGPTに転送され、生成された文章が表示される仕組みです。
システムを経由することで、入力したデータなどが外部に漏れるのを防ぐほか、職員の使用履歴も管理できます。
香川県は2023年6月に生成AIの活用策を検討するワーキンググループを立ち上げ、「個人情報を入力しないこと」や「著作権の侵害に注意すること」などのガイドラインを定めました。
県では、イベントのキャッチコピー作りや文章の作成、要約、翻訳などに使っていくことにしています。
(香川県 情報システム課/北村卓司 課長)
「(生成AIによって)生み出された時間を職員が本来人間でないとできない領域の仕事、フェイス トゥ フェイスできめ細やかに行わないといけない仕事に注力していければと思っています」