高松市の商店街の一角にJR四国などが建設していた18階建ての分譲マンションが完成しました。
高松常磐町商店街に完成した「ジオ高松常磐町 J.CRESTタワー」。2021年4月から共同で建設した阪急阪神不動産とJR四国の関係者や、高松常磐町商店街振興組合の理事長らが出席してテープカットをしました。
敷地は約1900平方メートルです。1階はテナント区画があり、医療施設などが入ります。
分譲マンションは2LDKから4LDKの部屋が98部屋あり、販売価格は2790万円から8200万円で、現在も分譲中です。
26日から入居が始まります。
(記者リポート)
「商店街に直結するマンションが完成しましが、マンションになるまでには、このスペース、紆余曲折がありました」
ここには1971年から大型スーパーの「ジャスコ」があり、当時、近くにあった「ダイエー」と共に昭和の高松を代表する商店街でした。
しかし、時代の移り変わりとともに2つのスーパーは閉店。ジャスコ跡はパチンコ店やゲームセンターが入る総合アミューズメントビルとなりましたが、平成の後半はシャッターを閉じたままでした。
それだけに商店街もマンション建設をきっかけに活性化に期待しています。
(高松常磐町商店街振興組合/野沢道雄 理事長)
「ひどかったですね24~25年前くらいからですか、もう閉められて廃墟になってブルーシートを掛けられて真っ暗なんですね。きれいになって良かったですね。これから頑張って活性化していかなくてはと思っています」
(JR四国/平田成正 常務)
「分譲マンション事業については『街づくり』『地域の方々と共に』四国内の需要のあるところで、しっかり計画立てて建設していきたい」
JR四国によると高松中央商店街のアーケードに直結する新築分譲マンションが完成するのは約10年ぶりになるそうです。