グルメから工芸品まで京都の情緒を感じることができる物産展が岡山市のデパートで開かれています。
こんがり焦げ目のついた焼きたてのお団子に……ふわりと巻かれた、だし巻き玉子。岡山高島屋で開かれている「大京都展」です。
老舗の和食から最新のスイーツ、そして伝統を受け継ぐモダンな工芸品まで京都の魅力が会場にあふれています。
(記者リポート)
「柿に紅葉、秋にちなんだお菓子など、好きなものを詰め合わせて楽しむことができます」
高野屋貞広の「京の半生菓子お好み詰合せ」(972円)は落雁やゼリーなど植物や動物をかたどった小さくてかわいらしい半生菓子が並んでいます。
くらま辻井の「うなぎ・かき・京ゆば彩り弁当」(1944円)は秘伝のたれで炊き上げたウナギとカキに、サンショウの実と煮込んだ湯葉を合わせていて、目と舌で「京の雅」を感じることができます。
ピリっとした風味がたれの甘辛い味に上品なアクセントを与えています。
工芸品も充実しています。宇治茶の木を使った手彫りのはんこは納品まで1カ月以上かかるため、会場で完成イメージ図を描いてもらえます。
(訪れた人はー)
「京都好きなんですけど、なかなかコロナ禍で行けなくて、楽しみにして来ました」
「初めてです。ピザと湯葉(を買いました)」
(京都名店会/津田佐兵衞 会長)
「これだけのお店を実際に京都に来て回ろうとすると何日も何日もかかってしまいます。ぜひコンパクトな京都を楽しんでいただけたらと思います」
「大京都展」は岡山高島屋で10月10日まで開かれています。