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2024年度から水道料金約2割値上げへ 水道事業審議会が岡山市へ提言

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 持続可能な岡山市の水道事業について検討していた審議会が、水道料金の約2割値上げはやむを得ない水準とする提言をしました。一方で、物価高騰に配慮し、家庭用の値上げ率を抑えるなど負担軽減に努めるよう求めました。

 岡山市水道事業審議会の石井克典会長が岡山市の栗原諭・水道事業管理者に提言書を手渡しました。

 提言書では、浄水・排水施設の耐震化などで多額の費用が掛かるため、現在の料金体系では健全な運営ができないとし、水道料金を平均で20.6%値上げする必要があるとしています。

 例えば、一般的な家庭が1カ月に20立方メートルの水を使った場合、これまでより約530円値上がりし3090円となります。

 一方で、昨今の物価高騰の状況を鑑み、実施時期の先延ばしや家庭用の値上げ率を抑えるなど、負担軽減を検討するよう求めています。

 岡山市は、提言をもとにした料金改定の条例案を11月の市議会へ提出し、可決されれば2024年度から値上げされます。

(岡山市/栗原諭 水道事業管理者)
「物価が高騰して厳しい状況と私どもも理解している。将来にわたって安定した供給をするためには必要なことと考えているので、ご理解いただきたい」

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