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世界初「フル電動クレーン車」をタダノが開発 1台当たり約27tのCO2排出を削減 香川

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 高松市の大手建設用クレーンメーカー「タダノ」が走行も作業も電気で動くクレーン車を公開しました。

(記者リポート)
「クレーン車がやってきました、EVということで音も静かです、走行時は従来の2分の1ほどだそうです」

 高松市のタダノ香西工場でお披露目されたラフテレーンクレーン「EVOLT」。吊り上げ性能が最大25tの中型クレーン車で226kWhのリチウムイオン電池を搭載し、走行も作業も電動です。
 フル電動で公道を走ることができるクレーン車は世界初だそうです。重いバッテリーを載せる代わりに他の部分を軽量化するなどして国内で主力のクレーン車のEV化を実現しました。

 タダノによると、従来のディーゼルエンジン車のCO2排出量は、1台当たり年間約27t(走行時約12t、クレーン作業時約15t)です。
 新型車両では、これを削減することができます。

(タダノ/氏家俊明 社長)
「今の環境の問題から言って、我々がやはり動き始めなければ何も始まらない、こういう機械ができる、こういう機械があるんだと分かれば、いろいろなところでそれが波及していくかなと」

 販売価格は従来製品の約2.8倍、1億4800万円です。

 年間20台の販売を目標にしていて、すでに7台の注文がきているということです。

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