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【特集】真備中学校のマーチングバンドが初の全国大会へ 西日本豪雨乗り越え「音楽で街を元気に」 岡山

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 岡山県倉敷市の真備中学校吹奏楽部のマーチングバンドが、中国地区の代表として9日に開かれる全国大会に初めて出場します。「地域を元気にする音楽」をモットーに、熱心に練習に取り組む部員たちを取材しました。

 30m四方のステージで楽器を演奏しながら、さまざまなフォーメーションを披露する「マーチング」。 

 倉敷市立真備中学校吹奏楽部のマーチングバンドは、岡山県大会・中国大会で優秀な成績をおさめ、9日、埼玉県で開かれる全国大会に初めて出場します。

(部員は―)
「初めての経験だから楽しみな気持ちもあります」
「楽しく、(人を)笑顔にできるような演奏を届けたいと思っています」
「毎日切磋琢磨で頑張っているので、仲間を信じ切って演奏しようと思います」
「最高の演奏を、このメンバーでできる最後のショーを全力で楽しみたいと思います」

 マーチングバンドのメンバーは1年生から3年生まで26人。学校の体育館を使って練習ができるのは、週に3日だけです。

 演奏の技術はもちろんフォーメーションの美しさも評価されるマーチング。縦、横、ななめ、すべての並びが整うよう練習を繰り返し、感覚を研ぎ澄ませます。

 課題が見つかると部員たちは話し合いをして改善していきます。

 真備中学校の吹奏楽部が本格的にマーチングに取り組み始めたのは5年前。当時は西日本豪雨の影響で校舎が2階まで浸水し、生徒たちはプレハブ校舎での授業を余儀なくされました。

 指導を務める津上先生は、被災直後の部員たちの言葉が今も心に残っていると話します。

(真備中学校吹奏楽部顧問/津上典子 先生)
「『私たちができることは音楽だから、音楽で街を元気にしたい』というのが中学生の口から出てきたんです。それがすごく私も印象に残っていて」

 音楽で街を元気に。その思いは後輩たちへと受け継がれ、地域に根差した活動を続けてきました。

 マーチングリーダーを務める3年生、間野双葉さんは……。

(マーチングリーダー/間野双葉さん)
「地域での演奏会を私も見た時に励ましとか元気をいっぱいもらったので、それを見て触れ合えるのはすごく大切だなと思いました」

(OB・OGは―)
「今回全国大会に行けるということで、OBとしてはとてもうれしい気持ちでいっぱいです」
「悔いのない演奏をしてもらいたい」
「観客の皆さんを巻き込むような素晴らしい演技をしてもらいたい」

 6日、真備総合公園体育館で地域住民に練習を公開。観客席は満員、倉敷市の伊藤香織市長も訪れました。間野さんはソロを担当しました。

(マーチングリーダー/間野双葉さん)
「(演奏の)テーマは『Beyond』といって災害とか、そんな高い壁を乗り越えて笑顔とか明るさとかたくさんの感謝を伝えられたら」

(来場者は―)
「すごいです、迫力もあるし上手です」
「真備町から全国大会に出るということは大変すばらしいことだと思います」
「真備町を背負っていく子どもたちだから頑張ってもらわんといけん」

(来場者)
「真備中ファイト!」

 地域の人たちの声援と笑顔を力に。真備中学校吹奏楽部のマーチングバンドは、全国の大舞台に挑みます。

※12月27日追記
 12月9日に埼玉県で開かれた「第51回マーチングバンド全国大会中学生の部」で、倉敷市立真備中学校吹奏楽部は銀賞を受賞しました。

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