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【解説】コロナ5類移行後初の年末年始は各地で混雑? 福袋は3年で変化 100人規模の同窓会も 岡山

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 新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行して初めての年末年始を迎えます。多くの人が活発に動くのではと予想される中、年末年始の商戦はこの3年で変化しています。

新年の風物詩「福袋」に変化

 2014年にオープンしたイオンモール岡山。12月の来店者数は、コロナ禍前の93%にまで回復しています。

(イオンモール岡山/藤本康久 ゼネラルマネージャー)
「この5月に5類に移行になりまして、より多くのお客様が外出される機会が増えていると思いますし、岡山県に戻って来られる方もたくさんいらっしゃると思いますので」

 こうした中で、新年の風物詩、福袋に一部変化が起きているようです。

(イオンモール岡山/藤本康久 ゼネラルマネージャー)
「テナント様の多くは、事前予約であったりインターネットで予約する形をとる店舗が増えてきました。コロナの間を挟んで変化した一つであると思います」

 イオンモール岡山によると、コロナ禍を経て、ファッション関連の店舗の多くは福袋の店頭販売をしなくなっているそうです。そうした中で……。

(松木梨菜リポート)
「対面で販売する福袋もあるんです。元日にはこちらの場所で、食べ物の福袋を数量限定で販売します」

 イオンモール岡山の未来スクエアでは、10の店が「食品の福袋」を販売する予定です。

 このうち「ゴディバ」は、チョコレートやクッキー、トートバックなどが入った福袋を5400円で販売します。(数量限定で販売)

 また、オリジナルのだしや調味料などを販売する久世福商店は、3000円、5000円、7000円の3種類を用意。このうち7000円のものは、万能だしや調味料などの8点に加え、4000円の特別値引き券が入る予定。すでに事前予約分は完売していて、元日は店頭で12個限定で販売する予定です。

(イオンモール岡山/藤本康久 ゼネラルマネージャー)
「2024年に向けては、コロナの前の状況に戻っていくと思いますし、トレンドを地域の方、マーケットに届けていきたいと考えています」

「交通機関」は帰省客などで混雑か

 小売業界が期待を寄せる中、「交通機関」は帰省客などで混雑しそうです。

 12日、JR各社は年末年始の予約状況を発表。12月28日から2024年1月4日に運行する山陽新幹線の指定席の予約率は40%。予約席数は約95万3000席で、2022年の同じ時期の1.5倍ほどです。

 また、JR四国の特急・快速列車の予約席数は2022年の同じ時期より30%ほど増えています。

 混雑のピークは、下りが「12月29日」、上りは「2024年1月3日」とみられています。

 高速道路も混雑しそうです。ネクスコ西日本は、この年末年始、中国地方では5km以上の渋滞が2022年度の3倍以上となる19回発生すると予測しています。

 旅行会社JTBが全国1万人に行ったアンケート調査などによると、この年末年始、帰省を含む国内旅行をする人は2800万人で、コロナ禍前、2019年の95.7%にまで回復するとみられています。

100人規模も 年末年始「同窓会」復活

 帰省する人が増えそうなこの年末年始に活発になりそうなのが「同窓会」です。

 貸し切りパーティーをメインに提供している高松市の「カフェスタイル ハヅキ」。年末年始の予約表をみると、ほぼいっぱいになっています。

(カフェスタイル ハヅキ/木村葉月 代表)
「毎年あった同窓会が復帰してきてます。コロナが終わったので、率先してみんなで集まろうって雰囲気になって、主催者の方が遠慮なくできてる感じです」

 コロナ禍に入って一時期、同窓会の開催はゼロになりました。それが、2023年の夏ごろから同窓会を開催するグループが徐々に増えてきたそうです。そして、この年末年始には、100人規模の同窓会も開催される予定です。

(カフェスタイル ハヅキ/木村葉月 代表)
「成人式を迎える高校生や大学生が多いです。マスクをつけなくても良くなったし、パーティションをしなくて良くなったので、お話とかしやすくなったと思います。需要があるので、そこをメインにもっともっと広げていきたいと思います」

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