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香川県「船の体育館」解体準備と記録保存費用を新年度当初予算案に計上へ 工事費用は盛り込まれない見通し

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 建築家、丹下健三が設計した「船の体育館」こと旧香川県立体育館について、県は新年度当初予算案に解体準備や記録保存のための費用を計上する方針であることが分かりました。一方、解体工事の費用は算出が間に合わず、当初予算案には盛り込まれない見通しです。

 2014年に閉館した旧香川県立体育館の解体に向けては、方法や費用などを把握するための設計業務の指名競争入札が2023年5月と6月に2度にわたり「不調」に終わりました。

 8月に随意契約に切り替え、高松市の建築事務所が3月25日を期限に実施設計を行っています。

 関係者によりますと、新年度当初予算案には、備品の処分など解体に向けた準備や、貴重な建築物の記録を後世に残すための動画撮影などの費用、約3800万円を計上する方針です。

 解体工事中の様子も定点的な撮影を含めて記録するため、2025年度から3年間の債務負担行為も設定します。

 香川県の新年度当初予算案は2月16日に開会する2月定例県議会に提案されます。

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