香川県教育委員会は、7日に行われた公立高校の一般入試で、受験生1人に対し、問題用紙と解答用紙の一部しか配布しないミスがあったと発表しました。
県教委によりますと、ミスがあったのは、全日制の高校の試験会場です。高校名は明らかにしていません。
1時間目の国語の試験が終わり、試験監督が用紙を回収した際、受験生1人に対し、本来配るはずの解答用紙2枚のうち1枚と、問題用紙の表紙以外を配っていなかったことに気づきました。問題は表紙を除いて11ページありましたが、この受験生には表紙の裏にある1ページ分しか配られていませんでした。
試験開始前、試験監督から解答用紙があるかどうかなどを確認するよう伝えていましたが、受験生から申し出はなかったということです。
県教委は、保護者と中学校に連絡して謝罪し、追試験を受けてもらう予定だとしています。
香川県の公立高校入試で、こうしたミスは過去に例がないということです。