11日、東日本大震災の発生から15年を迎えます。香川県坂出市に女性視点で防災を考える市職員による防災チームがあります。災害後に強いられる避難生活で女性が安全に暮らすために必要な「備え」とは?
(さかいで131おとめ隊 事務局/米谷伽奈子さん)
「着替える場所だったり、あとは生理用品とか、女性ならではの必需品がないという現実だったり、化粧水とかぜいたく品にあたるようなものってどうしても言いにくい部分があると思うけど、そういったところを備えてもらうことも大切だと思う」
坂出市の職員、米谷伽奈子さん。坂出市職員の防災チーム「さかいで131おとめ隊」のメンバーです。おとめ隊は、東日本大震災を経験した被災地の職員の声をきっかけに結成されました。
(さかいで131おとめ隊 事務局/米谷伽奈子さん)
「職員はどうしてもずっと帰れなかったり、家族に会えなかったり、避難所で女性の方がすごい困ったということとか、性被害とかの実際のことを聞いて、市職員の防災意識も高めないといけないし、女性の声も広げていかないといけないということで」
避難所での深刻な問題の一つが性被害です。被害者となる年代は幅広く、男の子も注意が必要だといいます。
(さかいで131おとめ隊 事務局/米谷伽奈子さん)
「(女性は)小さい子からお年寄りの方まで被害に遭われたという現実はお聞きした。あとは小さい子だと男の子、女の子かまわず被害に遭ったということも聞いたので、小さいお子さんいらっしゃる方は絶対目を話さず避難所でも過ごしてほしい」
普段から防犯ブザーなど周りに身の危険を知らせるものを持つことを勧めています。
2026年5月で結成12年目を迎えるおとめ隊。防災に関する職員研修や市民向けの防災イベントなど、楽しみながら防災を学んでもらうことを意識して活動しています。
過去には、女性の視点を取り入れ、誰もが過ごしやすい避難所を目指した「坂出市避難所運営マニュアル」や災害が起きた時にどのように行動したらいいかをまとめた「さかいで131カード」を作りました。
おとめ隊のメンバーが職場で備えているものがあるそうです。
(さかいで131おとめ隊 事務局/米谷伽奈子さん)
「日頃飲み慣れている薬やウェットテッシュ、災害対応になると一日では帰れないこともあるので使い捨てのパンツ」
生理用品やお風呂に入れないことが続くことを想定して、ボディシートを用意しています。好きな香りのシートならリフレッシュできて、おすすめだそうです。
おとめ隊では被災したときに身の回りにあるもので簡単に作れる「防災グッズ」を教えています。
(さかいで131おとめ隊 事務局/米谷伽奈子さん)
「皆さんお家にあるものだと思うんですけどキッチンペーパーと輪ゴムとで作れるマスクになっています」
使うのはキッチンペーパーです。半分に折った後、紙を開き、中心の折り目に向かってたたみます。次は中央から外に向けて折り、反対に返します。その後、中央に向けて折り、2つを合わせます。端に輪ゴムを通せるようにして輪ゴムを止めると完成です。
(篠原茉那リポート)
「つけてみると意外と優しい肌触りで密着感があります。この輪ゴムで調節してみてもいいかもしれません」
新聞紙で作るスリッパもあります。
(さかいで131おとめ隊 事務局/米谷伽奈子さん)
「日頃から備えであったり、ハザードマップをチェックしてみたり、積極的に防災について考えたり備えてほしいなと思う」