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閉館した岡山市民会館 解体後に一部活用へ有識者会議 特徴的なデザインを後世に

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 市民の思い出を形にして残します。3月末に閉館した岡山市民会館の館内に残る特徴的なデザインを有効活用しようと岡山市が有識者会議を開きました。

 岡山市民会館は3月31日、老朽化などのためその役目を終えました。今後、業者を選定し2024年10月にも解体工事に入る見込みです。

 市の計画では、跡地には公園を整備する方針です。

 市は、館内にある多彩な色のモザイクガラスや、存在感のある壁画など、数々の特徴的なデザインを遺産として残せないか検討しています。

(建築・地域文化資源活性化研究会/石田尚昭さん)
「山陽放送(旧社屋)があって、こちらに市民会館が全く同じデザイン、向こうにはNHKがあったんですけど、それが囲んだ広場がヨーロッパのような広場、市民が集う場所にしたいということでこういう形をとった」

 22日は、大学講師や街づくりの専門家ら有識者が施設を視察し、活用方法について意見を出し合いました。

 出席者からは、特にモザイクガラスについて「印象的で市民の一番の思い出になっていると思う」など、何らかの形で残してほしいという声が相次ぎました。

 また、他のデザインについても「公園のベンチや公衆トイレの壁面に使うなどの活用方法もあるのでは」という意見も出ました。

 市では今回の意見を参考に、何を残しておくか検討を進めていきたいとしています。

(岡山市 文化振興課/熊代健一 課長)
「本当に長い間親しまれた思い出のある施設だったと思いますので、その辺は丁寧に後世にも伝えていけるような形で何ができるのか考えてまいりたい」

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