ハローキティなど幅広い世代に愛されるサンリオのキャラクター。それら人気キャラクターが生まれた背景やデザインの秘密を知ることができる特別展が岡山県新見市で開かれています。
ハローキティ、リトルツインスターズ、マイメロディ。2020年に創業60年を迎えたサンリオのキャラクターをデザインの視点で読み解く特別展です。
(記者リポート)
「私このグッズ持っていました! こうした思い出のキャラクターや今も大人気のキャラクター、そして懐かしいキャラクターまで、たくさんのキャラクターが並んでいてとってもかわいいです」
もともとサンリオのデザインは「いちご柄」の日用品から人気が出ました。
サンリオのキャラクターの特徴は、「商品のためにデザインされた」という点です。
キャラクターの開発段階では性格などに細かい設定がありますが、商品にははっきりと表現されていません。
「リトルツインスターズ」では、弟のことをお姉さんが気にかけている雰囲気がしぐさなどから伝わってきます。使う人に世界観を「想像」させるデザインになっています。
2024年で誕生から50年を迎える「ハローキティ」の特別コーナーもあります! 商品との相性によってさまざまな雰囲気にデザインされています。
サンリオが発行している月刊誌「いちご新聞」のバックナンバーには、ファンなら知っておきたい、キャラクターの細かい設定が書かれていて、読みだすと時間が経つのを忘れそうです。
(新見美術館/藤井茂樹 館長)
「誰もが知っているキャラクターをサンリオがどのように戦略(的に展開)しているか細かく解説してあります。館内はすべて写真撮影OKですので、ぜひご家族で楽しんでいただけたら」
もちろん、会場には多くのキャラクターのグッズが揃っています!
「サンリオデザイナー展」は、新見美術館で7月15日まで開かれています。