岡山県笠岡市の美術館で日本画家、小野竹喬らの作品を紹介する企画展が開かれています。
笠岡市の神島を描いた「島二作」(制作1916年)は、西洋絵画の遠近法を日本画のタテ長の画面に表現しています。
笠岡市立竹喬美術館の企画展「国画創作協会の画家たち」では、大正から昭和に活躍した笠岡市出身の日本画家で文化勲章を受章した小野竹喬らの作品を紹介しています。
竹喬は、一時期、西洋絵画の写実主義に傾倒し試行錯誤を重ねます。
ヨーロッパ留学を機に、線を主体とした東洋画のすばらしさを再認識します。
50歳を過ぎたころから、色鮮やかな作品を手掛けるなど新たな表現を模索しつづけました。
この企画展は6月30日まで開かれ、5月25日から国の重要文化財に指定するよう答申された「波切村」が公開されます。