岡山県吉備中央町の浄水場から、有害性が指摘されている有機フッ素化合物が検出された問題です。町議会が15日、環境省に対し、今回の発生源の可能性が高いと指摘されている、使用済みの活性炭の処理を徹底することなどを要請しました。
この問題は、岡山県吉備中央町の円城浄水場から、国の暫定目標値を超える有機フッ素化合物が検出されたものです。
浄水場の水源だったダムの上流に置かれていた、使用済みの活性炭が発生源の可能性が高いと指摘されています。
環境省は使用済みの活性炭について、高温で焼却処理することをガイドライン(2022年9月策定)で定めていますが、今回見つかったものは処理されていませんでした。
15日、町議会議員らが環境省を訪れ、使用済みの活性炭が適正に処理されるよう厳格に規制することや、住民の血液検査などにかかる費用の援助などを求めました。
環境省は処理方法の実態を把握するため、全国の事業者などにヒアリングをするとしています。