「香川県独立の父」と呼ばれる中野武営の功績を通して地域の歴史を学ぶ講演会が高松市で開かれました。
教育の充実と文化振興に取り組む団体が開いたもので、法政大学で特任研究員などを務める政治学者の佐賀香織さんが講師を務めました。
中野武営は、明治から大正にかけ政治家や実業家として活躍し、香川県の独立に力を尽くしました。
講演では、帝国議会議員となった武営が地元・香川で講演活動を積極的に行ったことや、中央の経済界で税制の問題に取り組むなど、武営の経済人としての側面を紹介しました。
そして社会課題の解決に尽力した武営の研究が地域や財政など、さまざまな分野の学びにつながったと話しました。
(法政大学 特任研究員/佐賀香織さん)
「中野武営以外にも郷土には研究されていない人物がたくさんいらっしゃいますので、中野以外の人物研究にも取り組んでいただきたい」