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香川県独立の父・中野武営の功績を落語で伝える アマチュア落語家が「武営寄席」

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 明治から大正にかけて政治家・実業家として活躍し「香川県独立の父」とも呼ばれる中野武営。その功績をより多くの人に知ってほしいと、地元のアマチュア落語家が落語を披露しました。

(落語の一部/春日家みっち)
「きょうから晴れて一人前の県、『香川県』になった。祝いの花火が上がっている」

 12月9日、中野武営が生まれたといわれる高松市扇町で披露された落語。アマチュア落語家の「春日家みっち」さんが、2年かけて作りました。

 廃藩置県後、徳島県や愛媛県に併合されていた香川県。落語では、その独立に尽力した中野武営の苦労を、夫婦の会話に例えています。

(落語の一部/春日家みっち)
「(香川県が独立し)祝い酒だ。一緒に飲もう。しょうゆ豆をあてにしてくれ。いや、違う。あてはしょうゆ豆風味のお菓子『武営さん』」
※しょうゆ豆は中野武営の好物

 この武営寄席は、「武営さん」のお菓子を作ったかねすえの創業者、包末招さんらが実現を願っていたものです。

 包末招さんは、中野武営ゆかりの神社に顕彰碑を建てたり「武営を称える会」をつくったりと、その功績を多くの人に知ってもらおうと精力的に活動していましたが、2023年9月に亡くなりました。

 この日、会場には招さんの妻や娘も訪れ、招さんが願った落語に聴き入っていました。

(招さんの娘/包末多樹子さん)
「本当に涙が出ました。(招さんが)生きていたら本当に喜んだと思います」

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