香川県の公立高校などで全国から生徒を募集する「せとうち留学」を推進するため、香川県教育委員会が留学生のケアなどを行うコーディネーターを初めて採用しました。
6月から「せとうち留学推進コーディネーター」として活動するのは、生藤征夫さん(73)です。
生藤さんは兵庫県出身で、2024年3月まで鳥取県の高校で高校の魅力を高める地域おこし協力隊として活動。推進コーディネーターとして東讃地区を担当します。
(せとうち留学推進コーディネーター/生藤征夫さん)
「子どもは見ず知らずの場所に来るわけですから、とりあえず話し相手になって、何か困った時には私がいるよと子どもたちに印象付けたい」
香川県では、2021年度に「せとうち留学」の取り組みを開始。
2024年度の留学生は48人で、生藤さんが担当する東讃地区の4つの高校では2人を迎え入れています。
県によると、東讃地区では受け入れ態勢が十分でなく、コーディネーターを配置することで留学生の生活支援に加え精神面のケアもサポートしたいとしています。