紙幣に使われる用紙を製造する、岡山市の国立印刷局岡山工場が創立80周年を迎え、記念式典が行われました。
式典には岡山工場の職員ら約270人が出席し、岡山市の大森雅夫市長らが祝辞を述べました。
記念行事では地域との連携を深めるため、職員と地元の人たちが紙幣の原料となるミツマタの木に一緒に水をやりました。
国立印刷局岡山工場は1944年に紙幣に使われる用紙を製造する「印刷局西大寺工場」として設立されました。
現在は、20年ぶりに7月3日から発行される新紙幣の用紙が製造されています。
(国立印刷局 岡山工場/野村俊輔 工場長)
「80周年という節目の年に、新しい日本銀行券の発行という新たな時代のスタートを切られることは非常に喜ばしいことであり、我々に課せられた役割を確実に果たしてまいります」