8月25日にリニューアル工事が始まる高松市中央公園。市民らの声を受けて公園内にある裸像が撤去されることになりました。高松市の大西市長は22日、像の移設先について「市民や寄付者の意見を聞き、慎重に検討したい」と述べました。
高松市中央公園にある「女の子二人」という少女の裸像。高松市によりますと、瀬戸大橋の開通を記念して作られ、開通翌年の1989年に市に寄贈されたということです。
しかし近年、公園の利用者らから「裸の銅像をなくしてほしい」などといった意見が上がっていたということです。これを受けて高松市は25日からの公園の再整備に伴い、この像を撤去することを決めました。
撤去後の移設先について大西市長は会見で「市民の意見を受け止めながら、寄付者と協議したうえで取りまとめたい」と述べました。
(高松市/大西秀人 市長)
「瀬戸大橋の設置の記念だという意義ですね、そういうものも残すべきではないかという意見もあろうかと思っております。したがいましてその辺のご意見も十分踏まえたうえである程度、移設というどこの場所がいいのか、そういうことを考えてまいりたい」