高松空港の利便性を検討する協議会が25日、高松市で開かれました。「7月に日本で大地震が起きる」という風評の影響で、香港便などの利用客が減ったことが報告されました。
毎年開かれている協議会で、香川県や高松市の職員らが参加しました。この中で「7月に日本で大地震が起きる」という風評の高松空港への影響が報告されました。
2025年5月の香港からの訪日客数は前の月から31%減って2865人でした。6月以降も減少が続いているとみられています。
地震発生日とされた7月5日を過ぎたものの、日本の地方空港を発着する香港便は利用客数が戻らず、減便が続いているということです。韓国や台湾、中国などの便も風評の影響などで低迷が長引く可能性があるということです。
(高松空港/小幡義樹 社長)
「6、7、8(月)くらいで失われたものをこれから秋の商戦に向けてプロモーションと施策を用意していますので、そういったことを香川県の皆さん地域の皆さんとも一緒になって連携しながら取り組んでいきたい」
そのほか、2024年度の高松空港の旅客数は過去最高になったことなども報告されました。