夏の高校野球・香川大会の第一試合。高松工芸は、「いとこ」のバッテリーで試合に臨みました。
高松工芸のピッチャー冨岡璃玖斗3年生。キャッチャー碓井翔晴2年生。
2人は実は「いとこ」。小学生の時からキャッチボールをする仲です。
(高松工芸/冨岡璃玖斗 選手 [3年生])
「僕は翔晴って呼んでます」
(高松工芸/碓井翔晴 選手 [2年生])
「部活では璃玖斗さんって呼んでいて、それ以外は呼び捨て」
そんな碓井は、冨岡とバッテリーを組むために工芸に入学しました。
(高松工芸/碓井翔晴 選手)
「別の人と組むより、いとことやる方がやりやすい」
(高松工芸/冨岡璃玖斗 選手)
「いとこでバッテリーを組めるというのはうれしいことなので、まず一勝してちょっとでも長く野球が出来たらいいと思っています」
2人の夏を、少しでも長く。工芸は1回に1点を失うものの、続く2回。三者凡退。
しかし、その後も点を失い迎えた6回、1死2塁1塁のピンチを背負いますが、ここは切り抜けます。
するとそのウラ。
先頭の碓井。執念のスライディングで内野安打。しかし、後続が続かず得点を奪えません。
工芸は9回。ランナー2塁から1点を返すと、さらにランナー3塁のチャンス。
しかし、反撃及ばず。バッテリーの夏が終わりました。【高松南 4‐1 高松工芸】
(高松工芸/冨岡璃玖斗 選手)
「長くバッテリーを組みたいと思っていたのでそれが一回戦で終わってしまって悔しい。来年の夏、絶対に見に来るんで1回でも多く勝ってほしい」
(高松工芸/碓井翔晴 選手)
「最後勝ちきれなかったのは悔しいけど、これまで一緒に出来て楽しかったです」