2024年8月に開催された世界大会で、部門別1位を獲得した香川県善通寺市の尽誠学園高校・応援部チア。9月から始動した新チームにも引き継がれている強さの秘密に迫ります。
華麗で一体感のある踊りを披露する、善通寺市の尽誠学園高校・応援部チア。
全員が高校からチアダンスを始めたという彼女たちは、2024年8月オーストラリアで開催された世界大会に出場。ポンポンを手に技を繰り広げて踊る「Secondary Pom部門」で部門別1位を獲得しました。
現在は、世界1位を経験した2年生を中心に部員7人で練習に励んでいます。新チームを率いるのは、キャプテンの江口仁菜さん、2年生です。
(尽誠学園高校 応援部チア/江口仁菜 主将)
「先輩方が踊っている姿を見てかっこいいなと思って自分も入ったのと、元々体を動かすのが好きなので」
全体を見る力などが評価され新体制のキャプテンを任されました。新体制になってからはより一層ポジティブな声掛けをするようにしているそうです。
(尽誠学園高校 応援部チア/江口仁菜 主将)
「さっきより良くなってきた、振り返る時の目線が、いろんな正面があったから、審査員がおるとしてそこを見てほしい」
そんな江口さんに尽誠学園高校・応援部チアの強さの理由を聞いてみました。
(尽誠学園高校 応援部チア/江口仁菜 主将)
「学年関係なくお互いに意見や、ここもっと良くしたらいいよとアドバイスを言える関係で毎日練習しているのでそこがチームの強み」
強さの秘密、その1は「姉妹制度」です。「姉妹制度」は上級生がペアになった下級生の指導などを担当するもので、姉妹になった部員の間では「チアノート」というノートのやりとりをしています。
(2年生は―)
「その日にした練習の反省点や先輩に指導されたことを書いて、それを姉妹制度である先輩に提出してコメントを書いていくという交換日記みたいな」
(1年生は―)
「直接だと緊張しちゃうのでノートに書いてコメントくれるのでいいと思います。前より良くなってきてるからもっと頑張れという言葉に救われています」
強さの秘密、その2は「2年生の役割」です。
2年生4人にはそれぞれ役割があり、応援企画責任者は高校野球の応援などで、イベント責任者は出演する地域のイベントなどで踊る曲や構成などを考えます。教育長は1年生の指導の方針を決めたり相談に乗ったりします。
こうすることで責任感を持ち主体的に行動できるそうです。
先輩から受け継いだ尽誠学園の強みを武器に、まずは2部門での全国大会出場を目指します。
(尽誠学園高校 応援部チア/江口仁菜 主将)
「今は次の冬の大会に向けて予選で2つの部門で(SONG/POM部門・MILITARY部門)どちらとも全国に行くことが目標です。世界も行きます」