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来年春に卒業予定の高校生の就職内定率 岡山・香川とも前年同期より低下 岡山65.1% 香川67.9% 9月末現在

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 来年春に卒業予定の高校生の就職内定率(9月末現在)が28日、まとまりました。岡山県が65.1%、香川県が67.9%で両県とも前年同期と比べて下がっています。

 岡山労働局によりますと、9月末現在の県内高校生の就職内定者数は1972人です。内定率は65.1%で前年同期と比べて0.2ポイント下がりました。求人数は8198人で5.3%増加した一方、就職希望者数は3030人で4.8%減少。求人倍率は2.71倍で、労働局に記録が残る1991年度以降で最高でした。

 こうした中で内定率が低下したことについて岡山労働局では「不十分な選考による早期離職者を減らすため、企業側が選考基準を引き上げるなど慎重になっている」と分析しています。岡山県で2021年3月に高校を卒業した人の3年以内の離職率は34.4%でした。

 香川労働局によりますと、9月末現在の県内高校生の就職内定者数は750人です。内定率は67.9%で前年同期と比べて4ポイント下がりました。求人数は4498人で1%増加し、就職希望者数は1105人で3.6%増加しました。香川労働局では「人手不足を解消するため、企業側が初任給や労働時間などを改善し、就職を希望する高校生が増えている。第一希望の企業の選考に落ちて未内定の高校生がみられるが、10月以降に持ち直すのではないか」と分析しています。

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