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うどん値上げも…うどん県民は食べる回数を減らさず「肉抜き」で対応か? 物価高騰によるうどん消費の変化を百十四経済研究所が調査 香川

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 物価上昇の波は、香川のソウルフード、さぬきうどんにも及んでいるようです。

 百十四経済研究所(高松市)が17日、香川県民のうどん消費の実態調査の結果を発表しました。それによりますと、まず外食時に払う1回の平均額は546.75円と、2023年より42.79円アップしました。一方、うどん店で外食する年間の平均回数は49.60回と、2023年より1.26回アップしました。つまり「単価が上がったのに、食べる回数は増えた」ことになります。

 一般に商品が値上がりすると需要は減少します。しかし、うどんに関してはこの傾向が当てはまらないことから、百十四経済研究所は「うどんは県民にとって生活需要品のような存在」と分析しています。

 次に、「好みのうどん」についての質問を見ると、「ぶっかけ」「ざる」が2023年より増えたのに対し、「肉」「肉ぶっかけ」「釜揚げ」が2023年より減りました。うどんの値上げに伴い、価格帯の高い肉うどんや肉ぶっかけうどんを回避する選択をしていることが伺えます。

 「かけうどんの許容上限価格」についての質問では、平均332円と2023年より20円低下しました。県民は「これ以上値上げしないことを期待して」回答したと考えられ、物価高騰が続く中、うどんの価格上昇にシビアになっていることが伺えるとしています。

 調査は2024年8月から9月にかけて20歳~69歳の男女にインターネットで行い、461人から回答を得ました。

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