28日午前11時50分ごろ、瀬戸内市の牛窓沖付近で、2人乗りのゴムボートが航行できなくなりました。
玉野海上保安部によりますと、2人は28日午前10時30分ごろ、釣りをしようと瀬戸内市の牛窓海水浴場からゴムボートで沖に出ました。その後、電気モーターの推進器を使って港に帰ろうとしましたが、風の影響を受けて航行できなくなりました。
そのため1人が「牛窓港付近で機関故障により身動きがとれなくなった。乗員は2名、白色のゴムボートであり、救命胴衣着用済み」と118番通報しました。通報を受け、玉野海上保安部の監視取締艇と民間ボランティア団体の救難船が現場に向かい、2人を救助しました。けが人はいませんでした。
ゴムボートは、長さ約2.3m、幅1.15mで、浸水や油の流出もありませんでした。
玉野海上保安部は「強風時には運航不能に陥る場合があるので、最新の気象海象情報を確認し、必要以上に沖に出ない」ことなどを呼び掛けています。