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「子どもたちの濃度が高く…不安は消えない」PFASの血液検査の結果について 吉備中央町が住民に説明 岡山

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 岡山県吉備中央町の浄水場から有害性が指摘されている有機フッ素化合物「PFAS」が検出された問題で、町が公費で行った血液検査の結果を住民に説明しました。

 16日、吉備中央町が開いた住民説明会です。2024年11月と12月に検査を受けた709人分の結果について岡山大学の頼藤貴志教授が説明しました。

 アメリカの学術機関は血液1mlに含まれる7種類のPFASの合計が20ngを超えると健康に影響するリスクが高まるとしていて、検査を受けたうちの9割近い人がこの値を超えていました。

 また、7種類のPFASのなかでもWHO傘下の機関が「発がん性がある」としているPFOAの血中濃度が特に高かったことを説明しました。

 頼藤教授は「定期的に健診を受け、何か症状があれば医療機関を受診してほしい」と話しました。

 頼藤教授らは3月末までにPFASの血中濃度と疾患との関連を評価するとしています。

 質疑応答については非公開で行われました。

(4児の父)
「子どもたちの濃度が高く、10年20年後に子どもが出産したときにその子どもに影響がないのかなど、その辺がいくら数値が出て何を聞いてもその不安は消えない」

(円城浄水場PFAS問題有志の会/小倉博司 代表)
「いわゆる結論ありきの疫学調査でなく、さまざまな要因を取り込んでいって、PFASとの因果関係を突き止めていけるようになれば」

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