玉島署は19日、倉敷市玉島柏島の新聞配達員の男(42)を犯罪収益移転防止法違反の疑いで逮捕しました。
警察の調べによると、男は共謀して2023年10月、正当な理由がないのに、兵庫県のアルバイト男性(52)ら3人から普通預金など4つの口座のログインパスワードなどの情報を11万5000円で買い取ったほか、暗号資産の3つのアカウントのログインパスワードなどの情報を2万円で買い取り、預金引き出しや暗号資産交換に必要な情報の提供を受けた疑いです。
男は秘匿性の高い通信アプリを使ってやりとりし、口座や暗号資産を買い取っていました。
調べに対し、男は「SNSを利用して口座の売り買いをしたり、仲介をしたりしていたので、間違いありません」と容疑を認めているということです。
口座の売買や受け渡しは法律で禁止されており、こうした口座は特殊詐欺の振り込みなどに利用されるケースがあるということです。警察は、詐欺グループの一員とみて、男の背後関係などを捜査しています。