丸亀署は5日、住所・職業不詳のマレーシア国籍の男(36)を詐欺未遂の疑いで逮捕しました。
警察の調べによると、男は1月から3月にかけて、氏名不詳の人物と共謀し、善通寺市の80代男性に警察官や検察官になりすまして電話をかけるなどして、「あなたの口座に犯罪の金が振り込まれている。身の潔白を証明するには金を調査する必要がある」などと嘘を言い、3月5日に現金1780万円を男性宅の玄関に置かせ、だまし取ろうとした疑いが持たれています。現場で張り込んでいた警察官が職務質問したところ逃走したため、追跡して現行犯逮捕しました。
警察の調べに対し、男は「知らない者から紙袋を取りに行けと脅された」と、容疑を否認しているということです。
警察によりますと、被害者の男性は1月に現金1730万円、2月に2200万円をそれぞれ袋に入れて自宅敷地内に置き、だまし取られる被害にあっています。
警察は、この被害についても男や氏名不詳の共犯者が関与している可能性があるとみて調べを進めています。